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365日のストーリー

忘れたくないあの1ページ

「もう失敗なんてしたくない」

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何かで失敗したとき。

 

 

「失敗なんて誰にだってあるんだから、

そんなに落ち込むなって」

 

「失敗は成功のもと!

失敗してなんぼでしょ!」

 

とかもろもろ、

声をかけてくれることがある。

 

 

そっか!失敗しても良いんだ!

ふんふーん♪

気にせず切り替えよーっと♪

 

 

...なんてできない。できる訳がない。

失敗したらへこむ。

地面にめり込むくらい身体が重くなる。

前向きな励ましが薄っぺらく聞こえる。

 

 

失敗なんてしたくない。

した直後はツラくて仕方ない。

何もかも投げ出したくなる。

あんなに頑張ってきたのに、

ちっとも報われないじゃんかって

現実から逃げたくなる。

 

 

 

「本当に?本当に本当に本当に

報われるほど頑張ってきた?」

 

千春は、小さい身体を大きく見せるかのように

前のめりになっていた。

 

ここはお決まりのカフェ。

いつも以上に声が大きくて周りの目が

気になったが、彼女はお構いなしに続ける。

 

 

「失敗の原因は100%準備不足じゃない

って言い切れる?どうなの?」

 

 

「いや...うん」

 

 

準備不足。

失敗した事実ばっかり棚に上げて、

やっぱり自分はダメなんだって決めつけて、

失敗した理由から目を背けていた。

 

 

「でもね、失敗は挑戦した証なんだよ。

翔くんは、思い切って立ち向かったんだよ。

失敗を覚悟で立ち向かう姿ってさ、

なんかカッコ良いじゃん」

 

 

「失敗のどこがカッコ良いんだよ。

成功した奴の方がカッコいいに決まってる」

 

 

「失敗の後は、ちゃーんと反省するの。

なんで失敗したのか。

それが分かったら今よりひとつレベルアップだよ。

今度は準備、しっかりね」

 

 

人なんて単純で、応援してくれる人が

近くにいるだけで、何度でも立ち上がれる。

 

ずっと一人だった。

孤独に勝つことが強さだと思ってた。

でも違った。人は人を強くする。

 

 

やる気マックス

頑張りマックス。

失敗で味わう悔しさはもう満腹。

これからも、挑戦し続ける。

 

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